体の内側から改善する:食事や健康補助食品
体内で起こる食べ物や添加物に対するアレルギー反応もかゆみの原因になります。犬がかゆそうな様子を見せていたら、まずは食べ物の内容をもう一度吟味してみましょう。
食事アレルギーの原因になりやすい食べ物は、牛肉、牛乳、大豆、小麦、卵、馬肉、鶏肉、トウモロコシ、豚肉などで、これらに含まれるタンパク質がアレルゲンになることがあります。これらの食品をそのまま食べさせていなくても、ドッグフードに含まれるタンパク質が良質のものであるかどうか、そして添加物が入っていないかどうかにも注意が必要です。
犬が食べる食材を完全に管理するために、手作りのフードを食べさせることもできます。もともと犬が食べてはいけないものに注意して、アレルゲンを除去するために食材を選んで食べさせることも時には必要です。また、免疫力や抵抗力、自然治癒力をアップさせる犬用の健康補助食品を食べさせるのもいいでしょう。
体の外側から改善する:シャンプーやトリートメント
皮膚炎やかゆみは、被毛に付着した細菌や不衛生な環境による感染など、外からの刺激が原因で起こる場合も多々あります。皮膚病にならない、あるいは悪化させないようにするには、犬の被毛や生活環境を清潔に保つことがとても重要です。
まずシャンプーを適度に行うことで、皮膚や被毛に付着した細菌や抗原を洗い流すことができます。ただし、こすらないこと、かさぶたをはがさないこと、ぬるめのお湯で行うこと、乾かすときに熱風を避けること、皮膚をひっかかないこと、などの充分注意して行ってください。頻度が多すぎても体の水分を奪ってしまい、皮膚が乾燥して細菌に感染しやすい状態を作ってしまうので、多くても週1〜2度にとどめておきましょう。
また、皮膚病がひどいときには細菌感染の治療やかゆみ止めの軟膏を使ったり、また炎症を抑えるアロマオイル、馬油、オロナインなど塗ったりするのも効果的な場合がありますが、犬種によっては合わない場合もありますので注意しましょう。
それでもダメなら病院へ!治療内容や機関・費用など
食事に気をつけたり、適度にシャンプーを行ったりしても皮膚の状態が改善されない場合は、一度病院へ連れていって診てもらうことをオススメします。診療や治療にかかる費用は病気の状態や病院によっても異なりますが、平均相場を以下のご紹介します。
まず診療費は500〜1,000円、内服薬や外用薬を処方された場合は1,000〜3,000円、処方食が1ヶ月分で2,500〜7,000円、毛刈りなどの処置料が500〜4,000円、シャンプーが1,000〜3,000円、薬浴や消毒が3,000〜6,000円程度です。ただし、初診の際にはまず原因を特定するために検査が行われることが多く、血液検査、アレルゲンの検査、細菌の検査といった検査にかかる費用が18,000〜40,000円。これを合わせると、初診は数万円程度かかると思っておいたほうがいいでしょう。その後は10日ごとに診療を受けることになり、だいたい平均で1回の診療費が15,000円程度かかります。
診療費 | 500〜1,000円 | 処方薬 | 1,000〜3,000円 |
---|---|---|---|
処方食 | 2,500〜7,000円 | 処置料 | 500〜4,000円 |
シャンプー | 1,000〜3,000円 | 薬浴・消毒 | 3,000〜6,000円 |
検査各種 | 18,000〜40,000円 |
病気の進行具合にもよりますが、完治するまでにだいたい平均3ヶ月ほどかかると考えて、月に3回治療を受ける場合で計算すると、治療費の総額は135,000円になります。
犬の皮膚病の改善におすすめのサプリBEST3
アガリクス茸の中でも体内の老廃物の排出を促すβグルカンを多く含むブラジル産のアガリクスブラゼイムリルを配合、犬の免疫力や自己治癒力を引き出すために作られたプレミアムフードです。
Sランクの最高品質のプロポリスやアガリクスなど体にやさしい天然成分を配合、ストレスや加齢による免疫力・抵抗力の低下を改善し、犬の健康をサポートする粉末状のサプリメントです。