疥癬症(ヒゼンダニ)の原因と症状をご紹介しています

かゆがってて可哀そう・・・犬の疥癬症(ヒゼンダニ)の原因と症状

疥癬症(ヒゼンダニ)の主な症状

疥癬症とは、犬の皮膚にイヌセンコウヒゼンダニが寄生して皮膚に炎症を引き起こす病気です。ヒゼンダニは犬の皮膚に付着すると、皮膚の最も外側にある角質層に穴を掘ってそこで産卵し、3週間ほど生息しますが、その間に皮膚を破壊し、刺激性分泌物を放出し、糞を排泄します。すると異常を感知した免疫細胞が犬の皮膚表面に集まり、異物を除去するために化学物質を放出しますが、その物質が異物だけでなく周辺の神経をも刺激してしまうために激しいかゆみが起こります。

主な症状としては、かゆみのほかに発疹、かさぶた、フケ、そして耳介ひっかき反射が起こります。耳介ひっかき反射とは、人が親指と人差し指で犬の耳のひらひらした部分をこすった時に、犬が反射的に後ろ足を上げて耳をかこうとする反応のことです。疥癬症にかかっている犬の約8割にこの症状が見られます。

ダニは季節や犬の年齢・性別・品種に関係なく感染するため、特にかかりやすい犬種はありません。どの犬種でも疥癬症にかかる危険性をつねに持っていると言えるでしょう。

疥癬症(ヒゼンダニ)の原因

犬が疥癬症にかかる最大の原因は、感染動物との接触です。すでに疥癬症にかかっている犬や猫と直接触れ合うことで感染するため、多頭飼いの場合は1匹が感染すると一気に全体に広がるケースも少なくありません。

また、ヒゼンダニは伝染性が非常に強いため、感染している動物の首輪や、その動物が使ったブラシ・バリカンなどに触れることでも感染するほか、感染した動物が通った場所を通ることで、前の宿主が落としたヒゼンダニの新しい宿主になってしまう危険性もあります。

ペットホテルやペット同伴の宿泊施設、ペット美容室、保健所はもちろん、動物病院でさえよほどしっかりした予防策をとっていない限り感染源になる可能性があります。そして疥癬症は人にも感染し、同じように激しいかゆみを生じさせるため、感染した犬の世話をする飼い主さんも充分な注意が必要です。

疥癬症(ヒゼンダニ)の主な治療法

疥癬症にかかってしまった場合の主な治療法としては、まず皮膚炎を起こしている場所の毛を刈って感染している皮膚の範囲を把握します。その上で週1度のペースで過酸化ベンゾイルの入った薬用シャンプーで洗う、あるいは殺虫効果のある薬剤をスポンジに染みこませて患部に塗布する、薬剤を混ぜたお湯に半身または全身を浸す、といった方法があります。

病院では感染の度合いによって、ヒゼンダニを駆除する効果のある薬を投薬または注射するといった処置が取られます。それと並行してかゆみを抑える薬を内服させたり、膿皮症などの他の病気を併発させないために抗生物質を投与したりします。こういった処置を続け、ヒゼンダニが完全に死滅して完治するまでにはだいたい4〜6週間ほどかかると言われています。

また、治療を続けている間はヒゼンダニの繁殖を防ぐために、部屋の掃除や消毒をこまめに行う必要があります。そして完治してからも生活環境を清潔に保つことは感染から身を守るためにとても重要です。

犬の疥癬症(ヒゼンダニ)の症状改善におすすめのサプリBEST3

総合評価第1位
アーテミス アガリクスI/S ロンタル

アガリクス茸の中でも体内の老廃物の排出を促すβグルカンを多く含むブラジル産のアガリクスブラゼイムリルを配合、犬の免疫力や自己治癒力を引き出すために作られたプレミアムフードです。

総合評価第2位
ビガープラス プレミアムセブン 純黒根茎

Sランクの最高品質のプロポリスやアガリクスなど体にやさしい天然成分を配合、ストレスや加齢による免疫力・抵抗力の低下を改善し、犬の健康をサポートする粉末状のサプリメントです。

総合評価第3位
パンフェノン スケアクロウ パンフェノン スケアクロウ

全国2,000の動物病院やトリミングサロンで取り扱われている犬猫の健康をサポートする錠剤サプリメントです。錠剤は小粒なので体の小さい犬でもエサに混ぜて食べさせることができます。

ページのトップへ